発達障害の診断に行くか行かないか。
迷ってる方は少なくないと思います。
私も迷いました。色々迷いました。
発達障害の診断を受けるのに何に迷ったか
・家族からの批判やその他色々
・世間からの色々
・友達からの色々
・仕事上の色々
・生命保険
・子育て
・学校からの色々
発達障害は著名人に多い、天才である証などと、言われてますが、私は凡人ですし、とくに秀でた能力もあり得ない根気もありません。
それどころか、日常的なことが人並みなことがまともにできてないのでいろんな不安がありました。
色々な不安って結局、なんだ??
上記で、「色々」と述べてますが、その色々ってなにかって、
批判、批評、そして、
「なんでも病気や障害のせいにしたら済むと思ってるのか」
「甘えてるだけ」「やる気の問題」「努力が足りない」・・・etc
また言われ続けるのは辛いな。と思ったのでした。
物心ついたときから、散々言われてきてますから、定番的に言われることがあっさり思いついちゃうわけです。
実際、「発達障害かもしれないから診断を受けにいってみようかと思う」と周りの人に話した時に言われましたし、
親兄弟は、「なんでもそうやって病気だのなんだの言えば許してもらえると思うその考え方がダメ」と否定的でしたし・・・
批判、批評、否定は、スルー!!!
ここに至るまでは思案しましたし、「周囲のいうことはスルーだ!」と決めても揺らぎました。
が、、、よくよく考えても悩んでも、そもそも彼らと価値観が違うんですよね。別に理解しなくてもよくて、「そういうこともあるのか」「へー」でいいと思うのですが、それはどうしてもできないことのようで・・・
もしかしたら、異なる世界を見る。という選択肢がないのかもしれません。
わかりやすく言い方を変えると(ひどい表現ですが)、想像力の欠如というのか、器が小さいというのか、、、といえば、なんとなくわかりますか?
わかってくれ!と、私が思うことも実は、価値観の押し付け
わかってくれない人から、あれこれ言われて「あなたの価値観押し付けないで!」と思うことは多々あります。
けど、ちょっと考えてみたんです。
「そんなこと言わずに、私のことをちょっとわかって。」と言ってること自体、私の価値観押し付けてるなーと。
そう思ったら、「努力が足らないからだ」「やる気ないだけ」「怠け者」という方々にとっては、私も彼らと価値観が違うんですよね。私も異なる世界を見ようとしてないんですよね。
以前は言われると、なんとかしなきゃいけないんだ、と勘違いをして必死に努力しましたが、言われても「そういう見解もあるんだね」と、受け止めるだけにしました。
「努力が足らないからだ」「やる気ないだけ」とおっしゃる方々は、努力をたくさんしてきたり、やりたくないこともなんとかやる気を奮い立たして頑張ってきて、出来た方々なんですよね。
甘えるために発達障害の診断に行こうとしてるのではない。ということをしっかり自覚すればいい!
散々努力した。
一所懸命やった。
これ以上出来ない。
出来たとしても毎日続けられる努力ではないわ・・・
それに気がついたとき、じゃあどうしたらいいの?!と絶望的になりました。
それでも、色々言われると、「こんなこともできないのか」と指摘されまくってきた私は、すっかり自信を失ってしまってるから、言われれば言われるほど、甘さなのか努力不足なのか。と、思案してしまいます。苦悩といっても過言ではないと思う。
けど、もしかして発達・・・?と気がついた時のことを思い出してみたのです。
なんらかの体質があって、頑張ったら出来る方々と同じ一般的な知恵と工夫では、出来ないことがわかった。
短所が一般的なものではないことがわかった。
なにがあるのかを知って、それに見合った知恵と工夫をして出来るようになりたいと考えた。
それが診断に行きたいと思う動機なんだ。ということ。
別に、出来ないことに病名をつけて、努力せずに済まそうとしてるわけではないということ。
ただがむしゃらに努力すればいい、というものではないということを知ってしまったんです。
努力もなにをどうするかで結果が変わってきますものね。
富士山を登りきるのに、防寒対策で革のコート着ていく、ということ、しませんよね。
発達障害だから出来ない人 という先入観が怖い
私は「だからだめなのね」と思われるのが一番怖かった。
出来ないとわかってる人に向き合ってくれる人っているのかな、
人からの信頼って得られるのかな…etc
すごーい偏見を自分に持ってたんですよね。なんでだろうと考え続けて、この辺りは小学生時代のいじめが関係してる思い込みだと気付きました。
逆に発達障害の人に自分がそんなふうに思うかと言うと別に思いません。なんとも思わず接します。逆に特性を聞いて「どう接すればあなたはあなたは過ごしやすいですか?」って聞くくらいです。
大丈夫!!!安心して行ってきて。
なんのために行くのか。
もし、診断名がついたらどうすんのか。
それをしっかり持っていたら、大丈夫!!!
いってらっしゃい。
診断結果が出たら、特性を把握しましょう。
知恵と工夫、考えればよいことなのです。