二男の発達障害は、長男の場合と異なり、幼少期から気になっていました。
気になることが山のようになりました。
都度、先生方に相談していたのですが「よくあること」「やんちゃなだけ」でお話が落ち着いてしまってました。唯一、ある先生だけが「気になってることは解消させましょう」と対処してくださってたのですが、引っ越しが重なってしまい、テストのタイミングを逃してしまいました。
- 二男も不登校になりかけまして。
- 診断結果は・・・
- 多動だと思っていたのは
- よく褒められる
- ポテンシャルが高い
- 退屈だったら寝る
- 鈍感・・・
- 不注意が優勢です。
- 精度の高い絶対音感!なのですが・・・
- 読み書きが苦手
- 身体で覚える派
- 過去の経験フル稼働
- 表情が乏しいがゆえ、つらい経験がある
- 気が利かない
- 難しいっすね
二男も不登校になりかけまして。
二男も長男と同じように、皆勤を目指していたくらい、でした。が、小学校5年生くらいから、頭痛で学校を休むようになりました。
そして、欠席日数は、成長と共に増えてゆき、長男が療養中のときに二男も連日学校にいけない日が続きました。
やばい!!!このままでは、二男も長男と同じパターンになる!
かなり焦りました。めちゃくちゃ焦りました。
本人は学校に行かなきゃと思っているのに、体がダメなんです。
親子で思案しました。
あちこち病院にも行きましたが長男の時と同じ。
「どこもなんともない」
どうしたらよいのか・・・本当に思案しました。地元の割と大き目な発達障害のデイサービスに相談してみました。
そこで、色々教えて頂き、市の臨床心理士の先生にたどり着けたのでした。
長男と同様、 「診断名が付くと思います」という言葉をいただいたのでした。
診断結果は・・・
長男と同じように、自閉症スペクトラムの傾向があるADD。
私と違って、二男も多動がありません。
子どもの頃は、二男の多動っぷりに悩まされて悩まされて大変だったんです。なのに、多動がない・・・え???
多動だと思っていたのは
幼少期から、多動だと思っていたんです。
絶えず動いていたし、ジッと座っていてもどこかが動いていたし。
ですが、多動ではないというのです。ほんとかなぁ。。。
ただ、処理速度のI.Q.が高かった。
もしかすると、速度が速いから、なのかもしれません。
よく褒められる
とてもまじめなんです。愚直という言葉ぴったりするくらい、言われたことは忠実にします。
そして、ロボットのように、キチンとした丁寧なしぐさや挨拶をします。
言葉遣いも丁寧と言われてます。この部分は、生まれ育ちが横浜なので標準語がどうしても抜けず、標準語メインで会話をするので得しています。
そして、うらやましいことに、器用。
何をさせても、そつなくこなします。まるでずっと行なってきたかのように物事をこなしてしまいます。「筋がいい!!!」と教える側は感動してくれるのです。
親子なのにえらい違いです・・・私はとっても不器用です。
ポテンシャルが高い
これは、色々な方から言われています。言われたことを忠実にこなしますし・・・そつなく器用に出来てしまいますし・・・
一度目失敗したら二度目三度目はなくて、過去の経験をフル稼働させて物事に取り組むので、教える側は、教え甲斐があるようです。
退屈だったら寝る
もう、おにいさんになったので退屈でも、向き合うことが出来るようになりましたが、小学3年生くらいまでは、大変でした。
体育であろうが音楽の時間であろうが、退屈だと思ったら寝る。
とある担任の先生が「二男君が寝てると、あ、つまらない授業をしてしまってるんだ、というのが自覚出来て大変ありがたい」と言ってくれたことがあります。。。
鈍感・・・
自分の体にとても鈍いです。「なんかしんどい」といったときは38度超え。
「そうなる前に、なんかあるでしょう!」とずっと言ってたのですが、我慢できないレベルにならないとわからないようです。この点は私もそうなので(私の方がひどいらしいです)その辺で倒れてしまう前だから良しとしています。
不注意が優勢です。
よくこぼします。ひっくりかえします。なぜ?と不可解なこぼし方、ひっくりかえし方をします。
そして、普通に歩いててなぜかありえないところで足をぶつけたりします。
試験でもケアレスミスが非常に多い。非常にというか、ほぼALL
こぼしたりひっくり返さないようにしようと思ったら、トランプでピラミッドを作るより集中力が必要なようです。
精度の高い絶対音感!なのですが・・・
絶対音感を持っています。すごいなと思う。聴くだけではなく発する方も完璧。
だから、歌もうまいし、チューナーいらずでチューニングも出来ちゃうし。
その代わり、歌番組が苦手です。実は音が微妙~にズレてる方が大半なので聴いていると段々気持ち悪くなってくるのです・・・
微妙なズレは、ほんとに気持ち悪いんです。
絶対音感があるからでしょうか。私や長男のように、言われたことがわからない、最後の一言しか記憶に残ってない。という傾向は、ゼロです。羨ましい・・・
読み書きが苦手
聞く。という能力はとても長けているのですが、読み書きがとーーーっても苦手。
3行ほどの文章から読めなくなります。読んでも意味不明。私や長男が聴くのが苦手。と言ってるのと同じようなレベルで読むのが苦手です。
何回も何回も何回も、読んでもイマイチよくわからない、という状態。これは私もある傾向なので、彼の気持ちはよくわかります。
そして、書くということも、、、。例えば、漢字のテストをすると、すごくすごく似ているのだけどどこかが違う、よく見ないと間違いを見逃す。というレベルの字を書きます。〇をしかけて途中でやめて×をつけてる という回答が多かったです。
身体で覚える派
単語や漢字など身体で覚えるタイプのようです。私も、なのですが、、、、身体で覚えるパターンは、ちょっと厄介です。
「書く」という動作で覚えた場合、「書く」しかできません。
例えば、英語の単語。「書く」ことで覚えたものを「綴りを口頭で言いなさい」と言われるといえません。「キーボード入力しなさい」と言われてもできません。
過去の経験フル稼働
二男の場合、毎日が過去の経験、フル稼働。です。
怒られたこと、失敗したこと・・・色々とありますが、次に行動するときは、以前はこうだったから・・・といろんなことを思い出して色々組み合わせて、発言したり行動したりしているようです。
すごくすごく疲れるだろうなと思うのですが、これは、彼なりの防御なのですよね。私や長男のように「忘れる」という欠如がない変わりに、怒られたこととかよく覚えているわけです。
同じ思いはしたくない、だから同じことを繰り返さないように、過去の記憶を駆け巡らせて正解を見出して行動しているようです。
処理速度の能力が高いからこそできることなのでしょうけど、すごく大変だと思う・・・頭痛くなって当然かもしれません。
表情が乏しいがゆえ、つらい経験がある
乏しいというより、真顔というか、無表情というのでしょうか。
私もよく勘違いをされるのですが、表情が乏しい傾向があります。これが誤解を招くんです。「怒ってるの?」「機嫌悪いのか?」などです。
相手に怒られているときは「それが気に入らない」というように見えるそうです。すねているように見えてしまったり・・・
もし、そう感じることがあっても、ぜひどうか、この話を思い出してください。わたしたちは、そんなことは微塵も思っていませんので、、、
私たち的には、「とっても深く反省」していたり「申し訳ない・・・・」と深く思っていたりするのです。
気が利かない
愚直という言葉がぴったりなくらい、言われたことを言われた通りにする傾向があると先で述べました。素晴らしい傾向でもあるのですが、残念なこともとても多い傾向なのです。
長所と短所は表裏一体。
言われたことを言われた通りにするという傾向は、時として、言われたことしかしない という行動になることもあります。
そうです、「気が利かない」「融通が利かない」と、相手が不機嫌になったり、怒りだしたりするのです。
とっても理不尽。と思うのですが、今の社会は、言われたことしかしないと、そのように言われてしまいます。
安心してください。二男には「こういうときは、こうするといいよ」と社会のルールを教えています。
難しいっすね
長男と同様、文章にするのは難しいですね。もう少ししっかり子どもの事を見なきゃな、と思いました。わかっているようで感覚的でしかわかっていなくて言語化出来ません。
二男は、申し訳ないくらい、私とタイプがよく似ています。似ている割にはとても気が利くし、時間の管理もできるし、朝、ちゃんと起きれる人で、また全然違うところもあるのですが。
ただ、一つ言えるのは、同じことで怒られないように。相手に嫌な思いをさせないように。と彼はすごくすごく努力をしているということです。
今は「イケメン」といろんな方から言ってもらってるのですが、幼いころは「どうしよう」と思うくらいおじさん顔でした^^